はじめに
指導教授は にこやかな顔で 言いました。 自然科学のような ふりをしてる詩を 学んでみてはどうかね? そんなことが できるんですか!? 指導教授は 私の手を握って 言いました。 社会人類学もしくは 文化人類学の世界に きみを歓迎するよ。 カート・ヴォネガット 人類学者というのは、 作家、小説家、詩人に なりそこねた人たち なのです。 J・クリフォード その他のジャンル
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▼「2015年度 文化人類学解放講座A/B」 [時間] 毎週水曜4限 15:00-16:30 [場所] 中央大学多摩キャンパス3号館文学部総合棟3114教室(300人教室) [講師] 小田マサノリ 文化人類学は「文化」をとおして「人間とはなにか」を考える学問です。自分たちの知らない「異文化」や「他者」を知り、それを理解することで、オルタナティヴなものの見方や考え方、生きかたを学びます。 【2015年度 文化人類学解放講座 講義録】(抜粋) ▼「グローバリズムの時代の、世界の民主化運動と、その文化」 http://illcomm.exblog.jp/22212020/ ▼「ディスイズワットデモクラシールックスライク"って何だ?」 http://illcomm.exblog.jp/22248743/ ▼「民主主義って何だ?」 (編集中) 【2013年度 文化人類学解放講座 講義録】(抜粋) ▼「レイシズムについて」 http://illcomm.exblog.jp/18673342/ ▼「文明批評入門篇 ツイアビ・チャーリー・カイ」 http://illcomm.exblog.jp/18946325/ ▼「IT文明批評人類学」 http://illcomm.exblog.jp/19275202/ 【2012年度 文化人類学解放講座 講義録】(抜粋) ▼文化人類学解放講座 「テスト」(2012年) http://illcomm.exblog.jp/17713006/ ▼リアルタイムの人類学:ムーヴメントの起こし方と文化の散種 http://illcomm.exblog.jp/16462564/ ▼「もうひとつの経済」の人類学 http://illcomm.exblog.jp/16306974/ ▼クラと民族学 http://illcomm.exblog.jp/9935584/ ▼テクノロジー文明批評人類学 http://illcomm.exblog.jp/16041543/ ▼原子力文明批評人類学 http://illcomm.exblog.jp/15982532/ ▼原発のやめかた http://illcomm.exblog.jp/15995660/ ▼文明批評人類学 http://illcomm.exblog.jp/15905700/ ▼岡本太郎に学ぶ人類学 http://illcomm.exblog.jp/15871772/ ▼人類学者になりそこねた作家たちに学ぶ人類学 http://illcomm.exblog.jp/15807028/ ▼人類学者になりそこねた作家たちに学ぶ人類学(補講) http://illcomm.exblog.jp/15816158/ ▼ソローの教え http://illcomm.exblog.jp/16148821/ ▼マーガレット・ミードの教え http://illcomm.exblog.jp/16091483/ ▼グレゴリー・ベイトソンの「4倍体の馬のはなし」 http://illcomm.exblog.jp/16306259/ ▼2012年度「文化人類学解放講座」 http://illcomm.exblog.jp/15736768/ 【2011年度 多摩美術大学 「野生の思考の研究」講義録】 ・「原発なしですませる、野生の思考のレッスン」 http://illcomm.exblog.jp/14564115/ ・「考えるな、みよ、きけ、おもいだせ、これがブリコラージュだ」 http://illcomm.exblog.jp/14656919/ ・「あらゆる場所に、ブリコラージュが」 http://illcomm.exblog.jp/14694888/ ・「ブリコラージュの精神=オープン・マインド」 http://illcomm.exblog.jp/14750025/ ・「野生の所有物とその経済」 http://illcomm.exblog.jp/15034885/ ・「幸福の政治人類学」 http://illcomm.exblog.jp/14995712/ ・「OWS」 http://illcomm.exblog.jp/14913131/ ・「野生の生活人類学~アマチュアサイエンスと民間学」 http://illcomm.exblog.jp/15109654/ 【2011年度 文化人類学解放講座 講義録】(抜粋) 「福島第一原子力発電所の事故で「レヴェル7」が宣言されました。これによって、この「ふつうの状態」ではない状態が、これからしばらく続くということが、ほぼ確実になったので、今年度の「文化人類学解放講座」(別称「文化人類学2.0」)は、「ふつうの文化人類学のやりかた」ではないやり方で、いまや人間の手に負えないモンスターと化したさまざまなテクノロジーと人間の関係、そして危機の時代における「文化の力」などについて講義します」 ▼「人間とテクノロジー:原子力という怪物」 http://illcomm.exblog.jp/13382529/ ▼「原子力映画史」 http://illcomm.exblog.jp/13431303/ ▼「事故の文明人類学」 http://illcomm.exblog.jp/13737009/ ▼「危機の時代における人類学と文学の役割」 http://illcomm.exblog.jp/13791083/ ▼「IT文明時代の、マイクロ・サーカスとiスペクタクル」 http://illcomm.exblog.jp/15062336/ 【2010年度 文化人類学解放講座 講義録】(抜粋) ▼「雑(種の)学(問)としての文化人類学タイトルリーディング2010」 http://illcomm.exblog.jp/10963599/ ▼「WE ARE ALL CHAMPIONS」 http://illcomm.exblog.jp/11018743/ ▼「文明(批評)人類学」 http://illcomm.exblog.jp/11279929/ ▼「IT文明人類学」 http://illcomm.exblog.jp/11331449/ ▼「地球人類学」 http://illcomm.exblog.jp/11378400/ ▼「もうひとつのワールドカップ」 http://illcomm.exblog.jp/11429939/ ▼「文化人類学原論」 http://illcomm.exblog.jp/11483996/ ▼「幸福の政治人類学」 http://illcomm.exblog.jp/11536517/ ▼「夏のテスト」 http://illcomm.exblog.jp/11584870/ ▼「最終講義」 http://illcomm.exblog.jp/12553045 【2009年度 文化人類学解放講座 講義録】(抜粋) ▼2009年10月10日の講義録 http://illcomm.exblog.jp/10319488/ ▼2009年10月17日の講義録 http://illcomm.exblog.jp/10342500/ ▼2009年10月24日の講義録 http://illcomm.exblog.jp/10368897/ ▼2009年11月6日の講義録 http://illcomm.exblog.jp/10426949/ ▼2009年11月21日の講義録 http://illcomm.exblog.jp/10477432/ ▼2009年11月21日の講義録 http://illcomm.exblog.jp/10491356/ ▼2009年12月5日の講義録 http://illcomm.exblog.jp/10526068/ ▼2009年12月20日の講義録 http://illcomm.exblog.jp/10571417/ ▼「文化人類学解放講座YouTube編」 ~アンチ・グローバリゼーションの文化からグローバリゼーションを考える http://anthropologix.blogspot.com/2007/04/blog-post_03.html ▼「文化人類学解放講座 オープニング映像」 6分25秒 モノクロ 2007年制作 [映像] ・エドワード・カーティス 「闘うカヌーの島」(1914年) ・ゾラ・ニール・ハーストン 「フィールドワーク」(1928年) ・マヤ・デーレン 「神聖騎士」(1947年) [音楽] ・ザ・スカタライツ 「フリーダム・サウンズ」 [編集] ・イルコモンズ ※「著作権保護期間」が終了した「パブリック・ドメイン・フッテージ」の活用 ▼「文化人類学解放講座 教材映像」 2分37秒 カラー 2008年制作 ▼「文化人類学解放講座 教材映像」 6分44秒 カラー 2008年制作 ▼「文化人類学解放講座 エンディング映像」 6分4秒 モノクロ 2009年制作 [教材] 「新世界」「ザ・ビッグワン」「ミッキーマウス、ハイチへゆく」「ジャマイカ・楽園の真実」「ザ・コーポレーション」「にわとり」「カメラアイ」「コヤニスカッティ」「ナコイカッティ」「おいしいコーヒーの真実」「女工哀歌」「ウォールマートの安い商品の高い代価」「神なら何を買うか?」「エンロン」「キャピタリズム・マネーは踊る」「マネー資本主義」「マネーマン」「エンデの遺言」「リヴィングルーム」「素人の乱」「インサイド/アウトサイド」「レボリューリョンOS」「アザー・ファイナル」「ジュピターズ・ダンス」「おばさんたちが案内する未来の世界」「HEIMA/故郷」ほか ▼この講義からうまれたもの ▼「SWEATSHOP 知っていますか」 http://www.youtube.com/watch?v=39n5EWW6RSA ......................................................................................... 最初の講義で、この講義サイトのURLが書いてあるこのスリップを配布します。三枚セットになっていますので、残りの二枚は、講義に来れなかった人や、友だちに分けてあげてください。 ※このサイトは、文化人類学の「教育と研究目的のために」編集したもので、「フェアユース」にあたるものです。この講義を履修している人も、してない人も、それぞれ自由に、予習・復習・自習・独習に役立てて下さい。 #
by mal2000
| 2015-04-14 19:09
小田マサノリ / イルコモンズ
(文化人類学/現代美術/文芸批評/デザイン/映像制作/民衆音楽) 1996年 一橋大学大学院社会学研究課博士課程 単位取得退学 1997年~ 日本学術振興会 特別研究員(PD) 2000年~ アジア・アフリカ言語文化研究所 COE非常勤研究員 2004年~ 中央大学文学部 兼任講師 2009年~ アジア・アフリカ言語文化研究所 特任研究員 2011年 多摩美術大学芸術学部 非常勤講師 2013年 専修大学人間科学部 非常勤講師 2014年~ 立命館大学アジア太平洋大学 非常勤講師 2014年~ 法政大学キャリアデザイン学部 兼任講師 2014年 上智大学グローバルコンサーン研究所 事務局員 2015年~ 大妻女子大学文学部 兼任講師 2016年~ 東京外国語大学国際社会学部 非常勤講師 2016年~ 徳島大学文学部 非常勤講師 2016年~ 大妻女子短期大学 非常勤講師 連絡先:illcommonzoo@gmail.com 【著述】 『人類学のコモンセンス』 『The Uncanny Experience in Cyber Culture』 『リノベーション・スタディーズ』 『音の力』『日常を変える!クリエイティヴ・アクション』 『野生の近代再考-戦後 日本美術史』『美術に何が起こったか』『素人の乱』 『鶴見俊輔 いつも新しい思想家』『ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命』(共著)のほか 「現代思想」「図書新聞」「美術手帖」「VOL」「文擧界」「文藝別冊」「ユリイカ」「情況」 「10+1」「インターコミュニケーション」「暮しの手帖 別冊」「道の手帖」「週刊金曜日」 などに著述多数、著書なし。→詳細 【展示】 「日本・現代・美術・沈没」(00年 水戸芸術館) 「太陽のうらがわ/太郎のはらわた」 (01年 ナディッフ)「give piece/peace a chance」(01年 横浜トリエンナーレ2001) 「去年、トリエンナーレで」(02年 横浜赤レンガギャラリー)「EXPOSE2002」(02年 KPO キリンプラザ大阪)「殺すなアンデパンダン」(03年 康ギャラリー) 「アジア文字曼陀羅」 (03年 アジアアフリカ言語文化研究所) 「戦後?」(04年 appel) 「アサバスカンリバイバル」 (05年 AA研) 「バ ング ント」(05年 P-HOUSE) 「アラビア文字の旅」 (06年 AA研) 「台湾資料」(07年 AA研) 「鮮麗なる阿富汗」 (08年 AA研) 「好奇字展」(08年 AA研) 「イルコモンズの回顧と展望(仮称)」展 (08年 大阪市立近代美術館) 「SIGNS OF CHANGE」(08年 EXIT ART) 「アクティヴィズム3.0(仮称)~リーマンショック以後の世界の新しい反資本主義の表現者たち」(09年 ヨコハマ国際映像祭2009)「豊穣なる埃及」展(10年 AA研) 「スタジオ・フォトグラフィ・アズ・ア・ドリームマシン」展(10年 AA研) 「トランスフォーメーション-サイクル」(10年 東京都現代美術館) 「アトミックラウンジ」(11年 路地と人) 「アトミックサイト」(11年 現代美術製作所) 「アトミックサイトスティルアライヴ」(13年 現代美術製作所) 「ヴゥードゥーアクティヴィズム」(14年 イレギュラーリズムアサイラム) 「ヴゥードゥーアーティズム」(15年 原爆の図・丸木美術館)→略歴 【講演】 「リミックスのやめどころを知る」(03年) 「戦後?のなかでの戦後!の詩と工作」 (04年) 「さよなら万博」(04年) 「ザ・フューチャー・ポーヴェラ」(05年) 「若松映画と 暴/力」(05年) 「アドルノにきく、六〇年目の今日、詩をよむことは依然として野蛮なの だろうか」(05年) 「新宿インティファーダ」(05年) 「野生の近代再考-戦後 日本美術史」 (05年) 「アザーミュージック」(05年) 「イルコモンズ・アカデミー」(06年) 「ゴダールの愛の世紀/一なる国家と歴史の孤独に抗する二の愛」(06年) 「イルコモンズ・トラベリング・アカデミー福岡・大阪・京都・名古屋」(06年)「イルコモンズの"平和授業"」(06年) 「アナーキズムとアートの現在」(06年) 「イルコモンズ・アカデミー」(05-08年) 「イルコモンズの「精密な受信機はふえてゆくばかりなのに、世界のできごとは一日で わかるのに、"知らないことが多すぎる"と、あなたにだけは告げてみたい」(07年) 「民主主義のはじまりの風景~うるさくてめんどくさいことはいいことだ」(08年) 「PRODUCTION AND DISTRIBUTION OF SOCIAL MOVEMENT CULTURE」(08年) 「メディア・アクティヴィズムの回顧と展望」(08年) 「ニューヨークの都市文化」(08年) 「学生運動と人類学」(08年) 「アナーキスト・ドラムギャザリング」(09年) 「文化人類学者になりそこねた表現者たち」(09年) 「アクションはどのように継承されるべきか」(09年)「レヴォリューション・ナウ!/千のタハリール広場にむけて」 (11年) 「たのしいアクティヴィズム」(11年) 東京藝大シンポジウム「10 MONTH AFTER 3.11」 (11年) 京都精華大学シンポジウム「アートの社会的有用性」(11年) アサヒアートスクエア「アートと資本制」(13年) 府中市美術館「現代日本におけるアートのアクティヴィズム」(13年) 【映画】小熊英二監督「首相官邸の前で」出演 【映像】 イルコモンズ・チャンネル on YouTube 【在籍】 T.D.C. / R.L.A.T. / デモス&クラトス / T.C.D.C. / いるといらとそのなかまたち / 多摩ベルリンガーズ / Nora Brigade ほか ......................................................................................... [参考] 「ご存知のとおり、私は自然科学の勉強をはじめました。そして、次のような認識に達したのです。私は私自身に云いました。「おそらくお前の能力はある分野でのすぐれた専門家になるというのとはちがう何かべつのものに向いている」と。「お前にできることは人びとが義務として負っていることに対して幅広い刺激を与えることなのだ」と。」(ヨーゼフ・ボイス) 「私は民族学科に移った。この学問はまったく実証的に、研究者の主観や思惑、感情を排除して、対象そのものをとらえ、帰納的に結論を得ようとする。およそ芸術活動とは正反対なこのあり方に私は逆に情熱を燃やし、打ち込んでいった。自分の運命自体に挑むようなつもりで。パリ大学の民族学教授で、映像記録の専門家であるジャン・ルーシュが企画をたてた。ミシェル・レリス、構造主義で有名なレヴィ=ストロース、それに私の三人を映すという。この映画はまず、こんな質問からはじまる。「なぜ芸術家であるあなたが、マルセルモースの弟子になったのですか?」「芸術は全人間的に生きることです。私はただ絵だけを描く職人になりたくない。だから民族学をやったんです。私は社会分化に対して反対なんだ」。事実、私はそれを貫き通している。絵描きは絵を描いてりゃいい、学者はせまい自分の専門分野だけ。商売人は金さえもうけりゃいいというこの時代。そんなコマ切れに分化された存在でなく、宇宙的な全体として生きなければ、生きがいがない。それはこの社会の現状では至難だ。悲劇でしかあり得ない。しかし、私は決意していた」(岡本太郎) #
by mal2000
| 2007-02-26 15:15
[画像]▼文化人類学カバー・リーディング(jpg/370KB)*クリックすると拡大します この講義では、文化人類学の入門書や教科書、用語集や専門書はほとんどよみません。そのかわりに第一回目の講義では、文化人類学関係の本のタイトルだけを一気に約160冊くらい読み(あげ)ます。文化人類学とはどういう学問なのかを、まずは目と耳で体感してみてください。 ▼文化人類学タイトル・リーディング (新ヴァージョン・2010年版) [映像] ロバート・レッドフィールド監修「人類とその文化」(1952年) ※著作権失効 [音楽] E.Ehlers+S.Meissner+T.Willems 「エンドレスハウス」(2002年) ※廃盤 [編集] イルコモンズ 暴力の文化人類学 助産の文化人類学 理論人類学 会話の人類学 PTSDの医療人類学 法の歴史人類学 実践の医療人類学 一般人類学 植民地人類学 民俗社会人類学 聖と呪力の人類学 言語人類学 聖と性の人類学 開発の文化人類学 自然観の人類学 音楽人類学 シャーマニズムの精神人類学 ジェンダ-の文化人類学 分子人類学 テクノロジ-の人類学 いれずみの人類学 いのちの文化人類学 寄せ場の文化人類学 自然社会の人類学 ヒト・モノ・コトバの人類学 身ぶりとしぐさの人類学 目で見て考える人類学 観光人類学 目からウロコの文化人類学 大文字の都市人類学 食と健康の文化人類学 協調と発展の人類学 贈り物と交換の文化人類学 古事記の文化人類学アフリカの都市人類学 文明の歴史人類学 カニバリズムの文化人類学 相撲の人類学 芸能の人類学 身体の文化人類学 意識の人類学 歯の人類学 シェイクスピアの人類学 入浴の文化人類学 同時代世界の人類学 装いの人類学 医療の人類学 コメの人類学 数学の文化人類学 沿線文化人類学 援助の人類学 教育人類学 生活技術の人類学 芸術人類学 生態人類学 贈与交換の人類学 ケガレの人類学 演劇人類学 現代人類学 捕鯨の文化人類学 グロ-バリゼ-ションのなかの文化人類学 自然と文化の人類学 個人とエスニシティの文化人類学 企業博物館の経営人類学 わらべうたの教育人類学 裸体人類学 いまを生きる人類学 生き方の人類学 恨の人類学 音と楽器の人類学 生理人類学 臨床人類学 ドグマ人類学 東アジアの文化人類学 地球環境問題の人類学 出産の文化人類学 母乳哺育の医療人類学 食糧確保の人類学 住まいの文化人類学 循環と散逸の経済人類学 解釈人類学 衛生学・文化人類学 食と栄養の文化人類学 生態人類学 現代医療の人類学 日照り雨狐の嫁入りの文化人類学 死と医療の人類学 沖縄の知識人類学 衣服人類学 情報の文化人類学 祭りの文化人類学 俳句の文化人類学 政策文化の人類学 文化批判としての人類学 エイズの文化人類学 オフィスの生理人類学 天皇制の文化人類学 韓国社会の文化人類学 精神分析学的人類学 生理人類学 血液型人類学 食の文化人類学 食の歴史人類学 アジア演劇人類学 中国映画の文化人類学 東南アジア建築人類学 新・競馬の人類学 草相撲のスポ-ツ人類学 水産資源管理の人類学 同時代の人類学 風水の社会人類学 構造人類学 医療人類学 未来の人類学 栗本慎一郎の政治人類学 松浪健四郎のプロレス人類学 九里徳泰の冒険人類学 バイロン・グッドの医療人類学 ゴーゴーバーの経営人類学 異次元交換の政治人類学 実践宗教の人類学 ライフ・サイクルの人類学 歴史学と感覚の人類学 仏と霊の人類学 子ども世界の文化人類学 歯と顔の文化人類学 東京の空間人類学 棄民の文化人類学 方法としての文学人類学 家族の社会人類学 格闘技文化人類学 核家族の社会人類学 病いと障害の人類学 趣味と好奇心の歴史人類学 癒しと呪いの人類学 北の人類学 POPな文化人類学 おはなし生理人類学 ことわざの文化人類学 金属人類学 男らしさの人類学 ヤクザの文化人類学 女と男の関係の人類学 くじらの文化人類学 よめはんの人類学 かぼちゃ人類学 木のぼりの人類学 火星の人類学者 装いの人類学 天皇制の文化人類学 水産資源管理の人類学 意識の人類学 脳死・臓器移植の文化人類学 地球環境問題の人類学 アボリジニ社会のジェンダー人類学 いれずみの人類学 シャーマニズムの精神人類学 哭きの文化人類学 からだの文化人類学 シルクロードの経済人類学 子どもの文化人類学 嗜好品の文化人類学 ミクロ人類学 ローカル歌謡の人類学 目でみる人類学 反ポストコロニアル人類学 結婚観の歴史人類学 自然の文化人類学 コモンズの人類学 メイキング文化人類学 癒しと呪いの人類学 資源人類学 対称性人類学 アナーキスト人類学 ▼文化人類学タイトル・リーディング (旧ヴァージョン・2004年版) (mp3/4.1MB) ............................................................................. これは「アッサンブラージュ」と「ポエトリーリーディング」の手法を使って、文化人類学が、どういう学問なのかを、デモンストレーションしたものです。文化人類学の本や論文をひとつづつ個別にみれば、人間とその文化についての「専門的でプロフェッショナルな学問」なのですが、こんなふうにカバーやタイトルだけ寄せ集めてみると、どことなく「雑種の学問」あるいは「雑学」のようなものに思えてこないでしょうか。 実際、雑学的な本が「××の人類学」というタイトルで出版されることがよくありますし、また、そもそも文化人類学自体も、はじめから学問的権威を持った正統な学問だったわけではなく、この100年くらいの間に少しづつ学問の体裁を整えてきた「モダンな学問」なのです。ところで、その文化人類学は、この20年くらいの間、いろいろと厳しい批判にさらされ、いま窮地に立たされています。批判の理由はいろいろですが、それはおおむね、文化人類学が手に入れた学問的な権威にかかわっています。これについては、また改めてお話ししますが、この窮地から文化人類学を解放する方法として、多少、荒療治ですが、文化人類学の起源にあった「雑種性」をすすんで認め、それをとりもどすというやり方もあるのでは、と考えていますので、この講義では、これから以後も、こうした変則的なやりかたで、文化人類学を紹介してゆく予定です。 ......................................................................................... [参考] 「およそ学者にとって、いちばん安易な道は、自分の学問に一応完結した体系を与えるのに都合のいいように、学問の対象や目的を限定していく方法であろう。私は人生の行路半ばにして迷い込んだ文化人類学という学問になると、当初から、限定された境界や完結した体系などを至難とするほどに、茫漠とした対象領域と性格をもったものではないかと思う。こんなことをいうと、学会の一部から、「いや、それはお前が勝手にそう解釈したり、空想をひろげたりしているだけのことで、この学問には早くから民族学というような名前で限定された対象や目的ははっきりしているではないか。この学問的な伝統からはみ出して、任意に専門分野を拡大していったら、専門というものの純粋性も深さも失われて、単なるアマチュアの教養に堕してしまうばかりだ」という非難をうけることだろう。事実また、私のアカデミックライフは、このような非難にさらされながら、続けられてきたといってもよい。」(石田英一郎) #
by mal2000
| 2007-02-26 04:48
「ある学問がどんな学問なのかを
知りたければ、その学問を 研究している人びとが実際に どんなことをしてるかを まず見るべきである。」 (クリフォード・ギアツ) しかし、ギアツさん、いったい、どこで、どうやったら、文化人類学者と、彼/女たちがやっていることを見ることができるのでしょう? 実のところ、わたしたちが人類学者を目にする機会はそれほどありません。なので、代わりに文化人類学者たちの肖像写真を集めてみることにしました。文化人類学者になりそこねて、のちに文学者になったヴォネガットなら、この写真について、たぶんこんなふうにコメントしたことでしょう。 人類学者というのは「こんなかっこうをしている」 『チャンピオンたちの朝食』より ↓ ▼文化人類学アトラス(jpg /216KB)*クリックすると拡大します。 これは、ゲルハルト・リヒターというドイツの現代美術家が『アトラス=地図帳/図解集』という作品で考案した、写真のコラージュによる、対象の客観的提示という手法を応用したものです。ほかに、エド・ルッシュやダグラス・ヒュブラーといった写真家たちもこの手法を使った表現を行っています。これは、「文化人類学」という学問がいったいどういう学問なのかを、文化人類学者たちのポートレート写真を通じて実際に目に見えるかたちで提示・表現してみたものです。 左の一番上の写真は「人類学の父」と呼ばれるフランツ・ボアズです。その下がエミール・デュルケム、マルセル・モース、レオ・フロベニウスとつづき、レヴィ=ストロース、マリノフスキー、ルース・ベネディクトと、上から下へ、左から右にすすむにつれて、時代がくだってゆきます。 これを見ると、文化人類学という学問が、どのような時代に生まれ、どのような人種や性別、階級、そして年齢、風貌の人びとによって、行われてきたかがわかりますし、また、最近では、それがすこし変化してきていることもわかります。たとえば、初期の人類学者の多くは、イギリス人、フランス人、アメリカ人でしたが、最近は、インド、スリランカ、ヴェトナム、ラテン・アメリカ、カリブ、中国、日本など、さまざまな国籍を持つ人類学者がいます。こんなふうに、ものごとには、グラフィックなものやビジュアルなものをとおして、はじめて見えてくるものがあります。またそれはこうした「収集」や「比較」という作業によって、はじめてわかることも多いのです。 この講義では、おもにこうした視覚的な資料を使って、講義をすすめてゆく予定です。 [参考] ▼ゲルハルト・リヒター「48人のポートレート」(1971年) ▼ダグラス・ヒュブラー「作品44」(1971年) ▼エド・ルッシュ「26軒のガソリンスタンド」(1962年) --------------------------------------------------- [追記1] フランスの文化人類学で、映像作家であるジャン・ルーシュがアメリカの女性人類学者マーガレット・ミードを撮影しためずらしいドキュメント・フィルムがありますので、それを最後にご紹介します。マーガレット・ミードはなんだか魔法使いのおばあさんみたいですね。 ▼ジャン・ルーシュによるジャン・ルーシュ (wmv/3.86MB) ▼ジャン・ルーシュによるマーガレット・ミード (wmv/6.14MB) #
by mal2000
| 2005-04-18 01:05
20世紀の
文化人類学者たち (左上から) エドマンド・リーチ メイヤー・フォーテス メアリ・ダグラス アーネスト・ゲルナー ゴドフリー・リーンハート ジャック・グディ フレデリック・バルト マリリン・ストラザーン クリフォード・ギアツ 最近の文化人類学では「文化の語り口(かたりくち)」が問題にされます。つまり「文化をどのように語ればよいのか」ということですが、この問題について考えるまえに、まず、文化人類学者たちの「口調(くちょう)」や物腰(ものごし)」を実際に動画と音声でみてきいてみたいと思います。 ▼[音源] 「人類学者の語り口」 (6分12秒 mp3 7.59MB) [声] E・リーチ、A・リチャーズ、F・バルト、M・フォーテス、G・リーンハート、J・グディ ▼[動画]「人類学者たちの身ぶり」 (カラー 2分18秒 日本語字幕なし) [出演] クリフォード・ギアツ、メアリ・ダグラス、ジャック・グディ、ゴドフリー・リーンハート、メイヤー・フォーテス、エリザベス・コルソン、レイモンド・ファース、エドマンド・リーチ、A・I・リチャーズ、ロドニー・ニーダム、フレデリック・バルト、マーヴィン・ハリス、ポール・ラビノー、ロイ・ワーグナー、マリリン・ストラザーン、S・J・タンバイア、アーネスト・ゲルナー、モーリス・ブロック、タラル・アサド、テレンス・ターナー [音楽] Lance Grabmiller & John Bergine "Theme For, Anthropology, Shallow-Glass-Ashland-Night-Driving" + V-ice "Anthropology 101" + Charlie Parker & Dizzy Galespie "Anthropology" (mash-up) .................................................................................... 【参考】 21世紀の文化人類学者たち ▼[動画] ロンドンのG20サミットへの抗議行動の現場で 民主主義について話すアナーキスト人類学者デヴィッド・グレーバー ▼[動画] シドニーの国際現代美術展で講演する 反-植民地主義人類学者、マイケル・タウシグ #
by mal2000
| 2005-04-17 23:02
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